初心者のための 3DCG Seminar

第二回; マッピング大王になれ

3DCG製作を飛躍的に簡単かつスピーディーにつくる技に欠かせないのがマッピングです。
マッピングとはあらかじめ用意された画像を立体の表面に配置する作業で
画面上立体で表現しなくても良いと思われるテクスチャーをBMPやJPEGなどの
画像を作って立体に貼り付けて済ませてしまう方法です。
大抵の3Dのソフトにはテクスチャーがあらかじめ、なんらかの素材が収録されているはずですが、
それを自分で作ってしまうのもひとつの楽しみです。
オリジナルのCGをつくりだすためには欠かせない作業です。
ここでは画像をつかって中心に簡潔に説明しましょう。

作業1;画像を用意する。
まずはお手持ちのお絵描きソフトを使って模様をつくります。

画像サイズは必要最小限で良いでしょう。
場合によってはフォトデータでもOKです。

作業2;
モデリングした立体に貼り付ける。

ここではモデリング講座に使用したポリゴンに貼り付けてみます。
一瞬にして模様が描かれるときは感動的です。
やっぱりCGは簡単じゃなくちゃ飽きてしまうし、
おきまりのテクスチャーだけではものたりないものです。
人形なんかもこの方法でどんどんつくれます。

上の画像を貼り付けると
こんな感じになります。

どうしてもうまくいかないところは
お絵描きソフトで修正します

次に同じモデリングデータに違う画像を貼り付けてみましょう。
模様ではなく、ちょっと樂焼き風になるようにつくってみます。

画像をつくるときは、あらかじめどのように立体に配置するかを考えてつくりましょう。

用意した画像

貼り付けてみるとぜんぜん違う感じになりました。
赤樂茶碗というよりは異常に赤い茶碗になってしまいました。

Sample 5
3DCG
超赤樂茶碗

次に茶碗らしからぬ画像を貼り付けてみます。
雑誌の表紙をスキャナでとりこんで配置してみます。
マッピングのつかいかたによってはもっと面白く出来るでしょう。


Sample 6
3DCG
ベルメゾンわび茶碗

おまけ;
建築関係の職業のみなさんにおすすめのテクニック
ですが
マッピングをうまく利用すれば、急ぎの仕事も短時間で体裁が整います。
忙しいときの打ち合わせの資料はこれでしのいじゃいましょう。

下の2つの画像はマッピング前とマッピング後ですが
煉瓦・雪・アルミ・ガラス・背景などのテクスチャーさえあれば
あっというまに簡単なパースが完成します。
球・立方体・家型五角柱 を組み合わせて
立体のイメージをつくる
地面になる平面をつくってモデリング完了

モデリング3分

それぞれの立体や面に
煉瓦やガラスをマッピングして
それらしく色調を補正したら
カメラのアングルを決めて
背景を追加して終了

以上の作業は
モデリングを含めて完成まで
2時間程度で出来ます。


よくCADという言葉を聞きますが、3DCGソフトこそ究極のCADです。
なぜならばスケッチやパースなど手書きで書くと、とてつもない時間を要した作業が
コンピューターの助けを借りて、ものの2時間程度で出来るからです。
CADとはコンピューターに助けを借りたデザインという意味ですが、
仕事が2時間で作業が終われば、後は趣味の時間につかえるわけです。

次回の講義は「ライティング小僧の逆襲」です。