初心者のための 3DCG Seminar 1
第一回;モデリング職人になろう
リアルとバーチャルリアルの茶碗

モデリングとは物体の形をつくるという意味です。
ここでは茶碗のモデリングを例として紹介します。


@ 完成想像図をイメージする


物体をつくるためにまずは完成想像図をイメージしなくてはなりません。
リアルな世界で下のような茶碗を完成させるときには
だいたいのイメージを頭の中にイメージして
あとは感性にまかせながら手で土をこねます。
そのときの感性やこねるタイミングによって
大分イメージと変ってしまうものの

それは陶芸のおもしろいところでもあるのです。

完成作品をイメージする
実物写真

織部好み象潟雪茶碗


3DCGで茶碗をつくるときも同じで
まずは完成予想図をイメージします。


手っ取り早く完成できる3DCGイメージは

球・円柱・円錐・立方体などで構成する立体です。

たいがいの3Dソフトでは瞬時に組み合わせられるので

完成まで時間がかからず、作業が最も簡単です。

バーチャルリアルの世界が楽しいのは立体がすぐ見れることです。
このぐらいの作業であれば2分もかからないはずです。
リアルな世界では完成するまでは2ヶ月かかります。

3D雪茶碗
sample1
ここでは球と円柱を組み合わせて
その立体から球を削っています。

モデリング2分

簡単に完成したものの、イメージと大分違ってしまいました。

でも、「かわいくなった。」のでよしとしてまずは完成を素直に喜びましょう。
作業の過程でイメージが変ってしまうのもまた面白いものです。

次にろくろのように回転させて茶碗をつくります。

まずは回転した姿を想像して2次元平面をつくります。
平面が出来たら回転して立体化します。
一般に回転体と呼びますが結構簡単にいろんな立体がつくれます。

3D雪茶碗
sample2
下のような図形を回転させて
立体をつくっています

モデリング3分

次に多角柱(掃引体)の組み合わせで茶碗を作ってみます。

まずは平面上で多角形をつくります。
次にそれを柱状に引き伸ばして立体にします。(掃引体)

この作業は比較的に簡単なので立体をつくりやすく

回転・変形させてくっつけたりすれば
組み合わせで大概の立体が出来るはずです。

3D雪茶碗
sample3
ここでは八角柱を組み合わせて
その立体から八角柱を削っています。
仕上げに立体を変形させて
全体的に角をなめらかにしました

モデリング4分

仕上がりのイメージは実物よりも角張った感じになりましたが
私はこの3DCGっぽさも「かっちょいい」と思っています。

次にポリゴンを直接変形して造形する方法です。
この方法は実物と違わないところまで立体をつくりこむことが可能です。

この方法は前の2つのよりも最初はむずかしいです。

慣れると時間はかからないのですが
変形したくない場所も変形してしまったりして
まさに陶芸と同じ状態になります。
手こね感覚でポリゴンを造形できるソフトがたくさんあるので
画面上の陶芸職人を目指してみるのも良いでしょう。

3D雪茶碗
sample4
四角平面の集合した立体
四角ポリゴンを直接いじって
茶碗状に立体を変形させています。

モデリング8分

いくら3DCGソフトが扱いやすくなっても
モデリングにはそれなりの時間がかかります。
せっかちにならずに子供のお絵描きのような集中力で作業したいものです。
少女の折り紙細工のように自由な発想でモデリングすれば
かならず「かわいい」作品ができるはずです。
また、出来た作品は誰かに発表しましょう。
人にみてもらうことが次の作品への意欲になります。

次のSeminarは「マッピング大王になろう」です。


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